Mr.申告敬遠

野球中心ですが時々他の事も語ります。

夏の甲子園プレイバック 2018年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 大阪桐蔭

準優勝校 金足農

注目選手 吉田輝星(金足農)

 

優勝候補

大阪桐蔭 根尾、藤原の中軸&柿木を筆頭に層の厚い投手陣。ダントツの候補。

智辯和歌山 伝統の強打に底力有り。競り合いでも打ち勝つ。

横浜 板川&及川の二枚看板に長打力のある打線。バランスがいい。

 

その他有力校

日大三木更津総合花咲徳栄浦和学院龍谷大平安報徳学園

 

大阪桐蔭史上初二度目の春夏連覇

夏100回目の記念大会は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じます。

圧倒的な強さでほとんど相手を寄せ付けませんでした。

大差の試合もあればロースコアの接戦もあり、

それぞれで勝ち切るあたりがさすがの一言。

 

根尾、藤原、柿木、横川と同年のドラフトで指名された選手を擁するなど

ほぼ高校オールスターのチームでありながら、

守備や走塁の基本的な細かい部分を決しておろそかにしない徹底ぶりは

相手に隙を与えませんでした。

これは勝つに決まってますね。

 

大阪桐蔭の勝ち上がりは

一回戦 作新学院 3-1  

二回戦 沖学園 10-4 

三回戦 高岡商 3-1  

準々決勝 浦和学院 11-2 

準決勝 済美 5-2  

決勝 金足農 13-2 

 

作新学院浦和学院との強豪対決は厳しい相手でしたが、

ミスをせず、逆に相手の隙を見逃さないしたたかさが光りました。

特に浦和学院戦はじわじわと畳みかけていった結果が大差のスコアになりました。

根尾や藤原の打撃もさすがで

得点が欲しい場面で本塁打が出るなど効果的な得点を挙げています。

 

投手陣の好投も大きな要因です。

エース柿木を軸に層の厚い投手陣を交互に登板させ、

疲労もできるだけ少なくし

コンディション面でも最大の力が発揮できたことが大きいです。

大阪桐蔭だからこんなの当たり前って思われるかもしれませんが、

登板したほぼ全ての投手が好投するのは並大抵の話ではないでしょう。

守備陣も堅守で投手陣を支えたのが大きいです。

 

近年では実績No.1の大阪桐蔭

この頃になると出場=優勝候補みたいになり

優勝しても世間は冷静に捉えるようになりました。

「ああ、またか」といった感じです。

でも逆にここまでなるというのは勲章みたいなものでしょう。

今後は一つでも多く大阪桐蔭のライバル的存在が現れ、

大阪桐蔭に追いつけ、追い越せ」という構図になっていくと

高校野球のレベルも更に上がり好勝負も多数見られるようになるでしょう。

 

金農フィーバー

大阪桐蔭に決勝で敗れ準優勝だった金足農。

2018年大会の最大のトピックスで「金農フィーバー」と呼ばれました。

秋田の公立校が吉田輝星という注目のエースを擁し快進撃を起こしました。

 

決勝までの勝ち上がり方が

強豪校相手に劇的な試合で勝利を連発するなど漫画のような展開に。

相手が横浜、近江、日大三といった甲子園でもお馴染みの強豪だったこともあり、

一気に注目を集めます。

 

三回戦の横浜戦では劣勢だった展開から逆転勝利。

2点ビハインドの8回裏に逆転スリーラン、そのまま勝利)

準々決勝近江戦では9回裏に逆転サヨナラツーランスクイズ

これらの劇的な試合を得て完全に勢いに乗ります。

この勢いに準決勝の相手の日大三も飲まれた形で金足農の勝利。

強烈なインパクトを残します。

 

吉田輝星の力投、そして過酷な連投

金足農躍進の主役はエース吉田輝星。

大会前から注目の投手でした。

2018年は右腕投手に目立った選手がやや不在だったこともあり

その分目立ったこともあります。

魅力はやはり速球。

下半身も鍛えられていて制球も安定しています。

 

彼の渾身の投球が勝利を呼び込みました。

相手の攻撃を最少失点に抑え味方の援護を待ちます。

その投球に応えるかのような先述した通りの劇的な勝利の数々。

ヒーロー性も抜群で、

勝ち上がるにつれて注目度が大きくなっていきます。

2006年の早実・斎藤に

2007年の佐賀北の公立校の躍進劇が合わさったような感じでしょうか。

 

しかしそんな吉田輝星にも現代野球的にあの問題の声が。

「酷使」ですね。

吉田輝星は秋田予選初戦から甲子園決勝戦途中まで 

全て一人で投げていました。

しかも劇的勝利の裏側で彼は緊迫した場面の連続でしたから

消耗は半端じゃなかったと思います。

 

当然彼ほどのレベルの投手は将来性もあり

翌々は球界の宝になる逸材だった訳ですから、

快進撃を喜びつつも彼の体調を心配する声もそれ以上にありました。

 

甲子園決勝ではもはやそれまでの疲労の蓄積で大阪桐蔭打線に打ち込まれ

試合途中でこの夏初めてマウンドを降ります。

この時点で金足農は敗退の危機に面する訳ですが、

内心ホッとした人も大勢いたと思います。

 

一昔前ならエースが投げ切るのが当たり前の時代でしたが、

現在は選手の体調管理に重きを置かなくてはなりません。

それが試合の勝敗を左右するものであってもです。

 

金足農は吉田輝星抜きだったらこれほどの快進撃を続けられたかはわかりません。

圧倒的エースが投げ続けたからこそ達成できたのだから、

チームが勝つためにも投げるべきだという意見もあるでしょう。

非常に難しい問題です。

 

タイブレーク制の導入

この大会から延長戦突入してもなかなか決着がつかない場合、

強制的に「タイブレーク」発動導入となりました。

 

主旨は

球児の健康を守るため長いイニングの試合を避ける

 

みたいな感じです。

これまではもしその試合で決着しなかった場合、

引き分け再試合が翌日かそれ以降に行われることとなっていましたが、

それでは延長戦以上に過酷になる可能性もある。

その上で出た結論で「タイブレーク」実施になりました。

 

激戦区の都道府県は出場校増やせないか

2018年大会は記念大会ということで東京、北海道以外に

大阪、兵庫、愛知、埼玉、神奈川、千葉、福岡も

代表校が2校となりました。

 

上記の都道府県の予選は参加校が多く激戦区。

そして勝ち抜くために各校がしのぎを削っているためレベルが高い。

何より甲子園に出るためには勝ち抜かなくてはならない。

しかもそれがたったの1校。

他の有力候補のチームは予選で姿を消すため甲子園ではみられない。

 

こう考えると記念大会と言わず毎回こうでいいんじゃないかと思います。

レベルの高いチームが一校でも多く出場できれば見どころも増えますし、

球児の夢も広がるでしょう。

大会運営的に甲子園開催期間が少し長くなるだけで

他はそこまで大きな問題になるとは思えません。

が大人の事情ってことでしょうか。

 

最後に

とにかく大阪桐蔭が強かったということです。

優勝してももほとんど当たり前で春夏連覇の偉業を達成したにも関わらず、

話題は「金農フィーバー」が上回るという事態に。

それだけ大阪桐蔭が勝つことに世間が慣れてしまったということでしょう。

 

複数投手制のチームが主流になってきた中での金足農・吉田の奮闘。

改めて将来性ある投手の起用方法をどうするかなど

高校野球界の課題は残りました。

この大会の翌年から休養日が準決勝後にも設けられるようになりましたが

大きな一歩だと思います。

タイブレークの導入に関しても試験的な意味合いが強く

まだ根本的解決には至っていないので

今後も改良を加えて素晴らしい制度になることを願います。

夏の甲子園プレイバック 2017年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

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優勝校 花咲徳栄

準優勝校 広陵

注目選手 中村奨成(広陵 

 

優勝候補

大阪桐蔭 同年センバツ優勝も果たしここ数年の主役。

秀岳館 二枚看板が安定し三季連続ベスト4入り最中と隙が無い。

 

その他候補

横浜、仙台育英花咲徳栄

 

花咲徳栄は県勢悲願の初優勝

花咲徳栄が埼玉県勢として初めての夏制覇を果たします。

レベルの高い埼玉ですから意外ですね。

花咲徳栄は網脇→清水(現中日)の継投で全試合戦い抜くスタイルで、

打線は好打者西川(現西武)を中心に高い得点力を誇りました。

 

勝ち上がり方は

一回戦 9-0 開星

二回戦 9-3 日本航空石川

三回戦 10-4 前橋育英

準々決勝 10-1 盛岡大付

準決勝 9-6 東海大菅生

決勝 14-4 広陵

 

と圧勝スコアが目立ちます。

唯一準決勝の東海大菅生戦がもつれて延長戦に突入しましたが、

それ以外がとにかく大量得点で主導権を取り続けています。

 

花咲徳栄の優勝は投打が非常によく噛み合ったからこそ達成されました。

打線が強力に援護したことで投手陣も楽に投げられる環境になりましたし、

二人の力がある投手が継投する形を貫いたことで連戦による疲労の軽減もあり、

より万全なコンディションで試合をむかえられたのが大きかったです。

 

大阪桐蔭秀岳館の強さが前評判で目立っていましたが、

その二校と比較しても申し分ない強さでした。

 

主役は中村奨成

一方で準優勝した広陵には一大会での個人本塁打記録を打ち立てた男

中村奨成(現広島)がいました。

大会前までは清原氏の5本が大会記録。

その記録を中村は6本で上回りました。

一回戦で2本、二回戦で1本、三回戦で1本。

準々決勝では不発でしたが、

準決勝で何と2本。

こうして積み重ねていった結果が大会記録となりました。

 

中村は大会前から注目選手でしたが

打撃というよりは身体能力の高さが評価されていました。

ですので本塁打記録とかの話題はありません。

大会中に彼自身が切り開いていったのです。

 

エピソードとして、

中村以前の記録保持者の清原氏は自身の記録が破られたことに関して

中村を祝福するコメントを残しました。

むしろ嬉しそうな言葉でしたから非常に印象的でした。

 

ちなみに、

中村擁する広陵は接戦続きで勝ち上がったのですが、

新記録の一部となる本塁打が実に効果的に出ました。

均衡を破る、窮地を救う、中押し、ダメ押しなど、

それぞれの一発に意味がありました。

本塁打以外の打撃でも中村は非常に勝負強く打点を量産。

打点でも個人の一大会記録で並びました。

 

 

夢の4カード実現

2017年大会は大会第4日目に好カード&注目校が集中しました。

 

その4カードが

 

中京大中京広陵

秀岳館ー横浜

智弁和歌山興南

大阪桐蔭米子松蔭

 

と豪華な顔ぶれ。

当然のように甲子園球場は「満員御礼」。

しかも第一試合開始前に発表。

甲子園球場は中央特別自由席でも大人一枚1600円でチケット買えますから、

この日に観戦できた方々はチケット代の何倍もの価値があったことでしょう。

 

組み合わせ抽選の方式が変更

2017年からまた

以前の三回戦までのトーナメントを抽選で決定する方式に変わりました。

ですから前年までの完全抽選方式は変更になります。

まあ高校野球ファンからすればこのやり方が一番しっくりくるでしょう。

コンディションがまるで異なるチーム同士の対戦が組まれなくなったのは良いことかと。

 

そして準々決勝以降も前年まで良い取り組みを残しています。

中一日と連戦になるチーム同士も準々決勝では当たらない仕組みに。

私はここを最大限に評価したいです。

なるべく近いコンディション同士のチームが対戦することが望ましいですから。

 

イメージしてみてください。

二回戦から登場で一試合少ないチームが中一日で準々決勝を迎えるのと、

一回戦から登場で一試合多いチームが連戦で準々決勝を迎えるのとで

どちらがコンディションが上でしょうか?(特に投手

言うまでもありません。

以前までは抽選の結果そういった対戦が普通に組まれてました。

違和感を持たれた方も大勢いたと思います。

 

この方式変更は素晴らしいです。

組み合わせのいたずらだから仕方ないでは、

スポーツマンシップに反します。

また選手のコンディションを重視する現代の流れから確実に逸脱したとみなされていたことでしょう。

 

最後に

話題では中村奨成の本塁打記録が一番でした。

本塁打を放った場面も試合の重要ポイントが多かったことから、

さらに印象を強くしました。

あとは甲子園優勝だったのですが、

これは花咲徳栄が上手でした。

 

大会序盤に強豪同士が対戦し有力校が早期敗退するシーンが

やはりこの大会でもありました。

大阪桐蔭秀岳館、横浜、智辯和歌山中京大中京らがそれに当たります。

しかし勝ち上がったチーム同士の戦いぶりを見ても

大会そのもののレベルが落ちている感じはありませんでした。

やはり地域のレベル格差がなくなり出場校同士の差も縮まってきているのだと思います。

 

また2017年大会は継投がより確立していきました。

ベスト8の各チームは三本松を除き複数投手が登板し勝ち上がっています。

今後も一人の投手で勝ち上がることは

戦略的にもますます難しくなってくるでしょう。

 

 

 

 

夏の甲子園プレイバック 2016年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 作新学院

準優勝校 北海

注目選手 藤平尚真(横浜)、寺島成輝(履正社

 

優勝候補

履正社 注目左腕エース寺島に強力打線と攻守にレベル高い。

横浜 注目右腕藤平が牽引。打線が援護できるか。

秀岳館 主将九鬼中心に強力打線。攻走守に隙が無い。

 

その他候補

木更津総合作新学院常総学院花咲徳栄

 

強豪校の競り合い

ひとまず上記に挙げた優勝候補&注目校を見てください。

やばいですね。

関東勢の強豪に履正社秀岳館が絡み混戦模様です。

さらには明徳義塾センバツ優勝の智辯学園、東邦、八戸学院光星と実力校揃い。

こんなにわくわくする大会は久しぶりだった記憶があります。

トーナメントなのでいずれ必ずこれらのチーム同士が激突します。

予想もかなり難しかったですね。

 

主な強豪同士の対戦&結果

一回戦

横浜7-1東北

常総学院11-0近江

 

二回戦

秀岳館6-1常葉菊川

東邦10-9八戸学院光星 ※9回裏に4点差を逆転サヨナラ

履正社5-1横浜 ※二回戦屈指の注目カード

 

三回戦

常総学院7-4履正社

聖光学院5-2東邦

作新学院6-2花咲徳栄

木更津総合2-0広島新庄

 

準々決勝

秀岳館4-1常総学院

北海7-3聖光学院

作新学院3-1木更津総合

 

準決勝

作新学院10-2明徳義塾

北海4-3秀岳館

 

決勝

作新学院7-1北海

 

二回戦、三回戦に多くの潰し合いがありました。

その中で作新学院、北海の躍進がひときわ目を引きます。

最後に笑ったのは作新学院

強豪校が多く出場した大会を制したのは作新学院

エース今井(現西武)の好投が大きな要因で、

打線も効果的に得点し援護しました。

 

最大の難関は準々決勝の木更津総合戦。

相手エース左腕早川は安定感なら大会屈指で今井との投手戦が予想されました。

経験を考えれば木更津総合が優位に試合を進めていくものだと思われました。

しかし初回から作新学院本塁打で試合を動かしペースを握ります。

これが大きく試合の主導権を握ります。

その後も本塁打が出るなど着実に加点し完全に優位に。

エース今井も終わってみれば1失点のみの完投勝利。

難敵を下し一気に優勝への視界が開けます。

 

北海の躍進

北海の躍進も見事でした。

大会序盤で強豪校同士が潰し合う展開だったとはいえ、

エース大西の力投で決勝までしっかり勝ち上がりました。

組み合わせには比較的恵まれていましたが、

それでも決して簡単な相手ではありません。

特に準決勝の秀岳館戦は死闘でした。

むしろ秀岳館が総合力では上回っていただけにそれを覆したのは見事。

打線がチャンスを確実に得点に結びつけ、

その点差を大西が守り抜くというプラン通りの展開。

 

決勝では疲労で万全ではない大西が序盤から捕まり一方的な展開でしたが、

それでも北海の躍進は記憶に残りました。

 

 

エース温存が裏目に・・・

強豪同士の対戦で敗れたチームは

共通して「エースの温存」が裏目に出た結果となりました。

もちろん強豪校が故に控え投手の層も充実していたからこそ起こったことなのですが。

 

履正社ー横浜では横浜が藤平を先発させず控え投手が先発します。

ただこれは作戦上の狙いがあったと思われ裏をかいたと思われる起用でした。

 

履正社常総学院では履正社が寺島の先発を回避。

控えには実力投手山口がおり大会の先を見据えた起用でした。

しかしこれが裏目に出てしましました。

 

作新学院花咲徳栄では花咲徳栄が注目左腕高橋昂が先発ではありませんでした。

高橋昂は一、二回戦を連続完投と疲労も懸念されていました。

それに二年生に力のある投手がいた花咲徳栄が大会の先を見据えて起用したものです。

しかしこれも裏目に出てしまします。

ちなみに翌年の2017年大会の花咲徳栄

この試合で投げた網脇、清水の継投がそのまま新チームの軸となり、

全国制覇を達成します。

エースに頼るか、投手複数性か

強豪校のほとんどが継投策を採用していた印象の大会。

投手の酷使を問題視する声が相次ぐ中、

故障防止を観点に複数投手制を採用していくこととなりました。

 

結果的には決勝を戦った作新学院と北海はほぼ一人の投手で勝ち上がり、

やはりエースに頼る戦い方が優勢なのか?

と戦略的には複数投手制はまだまだ難しいと思われ、

これからまた各校の試行錯誤により改善、確立されていくものだと思われます。

 

勝利を目指す以上一番確率が高い方法を採用するのは間違っていません。

ほんの数年前まではエースが投げ続けるのが当たり前でしたし。

しかし故障というリスクも最大限にケアしていかなくてはならず、

その対策の内の一つとして複数投手制の採用というわけです。

もしくはプロ野球みたいに”分業制”ですね

まあこれ以上の方法はないでしょう。

異論は全くありません。

間違いなく複数投手制が当たり前のチーム多数になります。

 

この先、

試合の中で継投のタイミングとか、

今日の先発は誰だ?

などと議論される高校野球も面白そうですね。

 

最後に

本当に強豪校が多く出場し毎日注目校の試合がある大会でした。

やはりレベルの高い試合が見られるというのは

高校野球ファン冥利に尽きます。

これまでの大会と各チームの戦術の変化などで

必ずしも順当な結果にはならないこともありましたが、

それは時代が良い意味で変化していっているのだと感じます。

2010年代の中でも印象が強い大会でした。

夏の甲子園プレイバック 2015年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

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優勝校 東海大相模

準優勝校 仙台育英

注目選手 清宮幸太郎

 

優勝候補

東海大相模 プロ注目小笠原、吉田のWエース&強力打線でV筆頭候補。

敦賀気比 センバツ優勝校。原動力は大会No.1打線。

仙台育英 エース佐藤に注目野手平沢と投打にレベル高い。

 

東海大相模の強さ

2015年大会を制したのは東海大相模

左腕エースの小笠原と縦のスライダーが武器の右腕吉田のWエースに、

「アグレッシブベースボール」を掲げる超攻撃型野球。

 

東海大相模は毎回タレント豊富で出場すれば優勝候補に挙がるんですが、

この年ほど投打ともに噛み合った年はなかったかもしれません。

加えて力のある投手が二人いることで

連戦の負担もかなり軽減されたのもプラスに働きます。

 

打線は初回から果敢に仕掛けていき得点を重ね主導権を奪い、

二枚看板のどちらかが投球で相手を封じ込めるという戦い方がハマりました。

 

 

東海大相模は二回戦から登場で勝ち上がりは

 

聖光学院 6-1

遊学館  11-2

花咲徳栄 4-3

関東一 10-3

仙台育英 10-6

 

と「らしい」勝ち上がり方です。

ほとんどの試合で相手を圧倒し続けました。 

これが東海大相模のスタイルでもあります。

準々決勝の花咲徳栄戦では終盤まで苦戦をしいられ何とか勝利しましたが、

それ以外はほぼ上手くいっています。

決勝では選手層の厚さもモノを言いました。

 

個人的に

西は大阪桐蔭なら

東は東海大相模

の時代だと思ってます。

今現在甲子園ではほぼ全く対戦がない両校ですので、

いつか雌雄を決してほしいと思います。

 

清宮フィーバー

2015年大会での一番の注目はダントツで早実清宮幸太郎

一年生ながらチームの主軸を打ちます。

西東京予選から注目を集めそれが甲子園にまできました。

そもそも地方大会で個人が全国ネットで注目されること自体が異例でして、

その実力もさることながら人気も凄まじいものがありました。

甲子園大会では清宮登場の日は球場が連日満員。

第一試合開始前には「満員御礼」通知が出るなど異常事態。

まさに社会現象レベルの「清宮フィーバー」でした。

 

そしてチームは準決勝進出と好成績。

主軸の清宮も二本のホームランを放つなど実力も証明。

まだ一年生ですから今後の彼の活躍が大いに期待されることとなります。

 

清宮幸太郎以外にも多数の注目選手

2015年大会の注目選手は清宮だけではありません。

東海大相模 小笠原(現中日)、吉田(現オリックス

仙台育英 平沢(現ロッテ)、佐藤(元オリックス)、郡司(現中日)

敦賀気比 平沼(現日本ハム

関東一 オコエ(現楽天

秋田商 成田(現ロッテ)

広島新庄 堀(現日本ハム

 

あたりが筆頭。

仙台育英も後のプロ入りがこれだけいれば準優勝も納得ですね。

 

躍進する東北勢

2015年大会では仙台育英と秋田商がベスト8入り。

ここ数年の東北勢の強さが目に留まります。

2010年代は東北勢がベスト8入りしなかった年がありません。

いまだ甲子園優勝校が出ていない地区と言われますが、

近年の躍進を見る限り優勝も時間の問題でしょう。

近畿、関東勢の強豪は相変わらずですがその中にしっかり割って入っています。

 

ちなみに2015年大会は関東勢の強さが目立ちました。

近畿勢はベスト8入りがなんと0。

こんな年もあったんですね、、、

 

 最後に

何といっても「清宮フィーバー」に沸いた大会。

この異様な大会の雰囲気の中でしっかり前評判通りの強さを見せた

東海大相模仙台育英の二校。

 

2010年代の甲子園優勝校は興南(沖縄)以降、

大阪桐蔭か関東勢。(2019年は履正社、しかしこれも大阪)

その法則性(?)はこの大会でも破れませんでした。

 

そのなかで悲願の優勝を狙った仙台育英は決勝で散ります。

終盤に追いつく底力をみせるも東海大相模に一歩及ばず。

 

順当な大会でしたが高校野球の歴史が変わりそうな予感がした大会でした。

 

 

夏の甲子園プレイバック 2014年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

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優勝校 大阪桐蔭

準優勝校 三重 

注目選手 岸潤一郎(明徳義塾

 

優勝候補

龍谷大平安 センバツ優勝校。高橋圭を筆頭に投手の層が厚い。

大阪桐蔭 左右二枚看板に切れ目のない強力打線。

明徳義塾 4番エースの岸が大黒柱。試合巧者ぶりは健在。

 

大阪桐蔭二年ぶりの優勝

大阪桐蔭が二年ぶりに頂点に立ちました。

厳しい接戦や乱打戦を制し勝ち上がり、

改めてこれまで築き上げてきた強さを証明します。

二年前の絶対的エース藤浪のような存在はいなくても、

もともと基本レベルの高い選手たちが

個々の役割を果たしながらチームプレイに徹し総合力で相手を上回りました。

投手陣はエース福島に左腕の田中の二枚看板は

連戦を勝ち抜くために必須でした。

打線も自前の強打に加え相手のミスに付け込むしたたかさもあり、

接戦を勝ち抜くことができました。

決して相手を圧倒した優勝ではありませんが、

走攻守にレベルが高く隙がない印象のチームでした。

もはや大阪桐蔭の黄金時代。

少し前だと智辯和歌山のような高校野球の中心的存在です。

 

夏の大阪桐蔭に三年間で唯一勝った男

明徳義塾は三年連続で夏大阪桐蔭と対戦しました。

組み合わせの確率から考えても偶然とは思えません。

この対戦の中でも全ての対戦を経験した選手が、

明徳義塾・岸(現西武)

一年生からチームの主軸でした。

大阪桐蔭は夏の大会三年間で二度優勝していますから、

この期間の夏は一度しか負けていないことになります。

その一度の敗戦を喫した相手が明徳義塾

岸が二年生だった時。

しかも彼が先発完投で大阪桐蔭を下してますから、

彼の活躍抜きではこの勝利は語れません。

三年時にも同じ相手の大阪桐蔭に惜しくも敗れ彼の高校野球は終わりました。

しかし岸の甲子園に残したものはファンの記憶に刻まれました。

 

北信越勢の躍進

2014年大会は北信越勢が強かった。

甲子園初戦は5校全てが初戦を突破し、

最終的にベスト4には敦賀気比日本文理が入りました。

 

敦賀気比は打線が活発で三回戦まで毎試合二桁得点の猛打で圧勝。

準々決勝の八戸学院光星戦も打ち勝ち、

準決勝の大阪桐蔭戦は壮絶な乱打戦の末に敗れるなど

力強い印象を残したまま甲子園を去ります。

そして翌年の春のセンバツ

このときの勢いそのままで北信越勢初の優勝を成し遂げます。

 

日本文理はエースの飯塚(現横浜)の力投で勝ち進みます。

その力投に応えるかのように、

三回戦では逆転サヨナラホームランが飛び出すなど劇的な試合もありました。

最後は準優勝した三重戦で力尽きますが、

こちらも印象は十分な戦いぶりでした。

 

北信越勢はなかなか甲子園で苦戦が続いていた地区ですが、

その見方を大きく変えた2014年の大会でした。

 

機動破壊

群馬の健大高崎の走塁は圧巻でした。

「機動破壊」と呼ばれ走塁で相手をかく乱しまくります。

特筆すべきは盗塁数。

一回戦から4、11、7、4と異常な数字が。

準々決勝の大阪桐蔭戦で敗れたためこれ以上の上積みはありませんでしたが、

最後まで試合をしていれば大会記録も余裕で更新していたでしょう。

 

健大高崎は一日の練習時間の半分以上を走塁練習に費やしており、

大舞台でもその成果をいかんなく発揮していました。

走塁を鍛えれば得点力も向上しますが、

相手に与える重圧が相当なものになり

自分たちのペースで試合を進めることも可能です。

 

この走塁改革は全国のチームも参考にしてはいかがだろうか。

と思わずにはいられませんでした。

 

最後に

開幕戦でセンバツ優勝の龍谷大平安がいきなり破れるなどの波乱があった大会。

前年から全試合抽選方式で組み合わせが決まっていく形式の大会であったため、

今大会もどこかその影響で強豪が敗退していく兆候かと思われました。

しかしはそれ以外は比較的順当で、

大会終盤でも強豪校同士がレベルの高い戦いを見せてくれた大会になりました。

また先述ましたが、

これまで苦戦していた地区のチームが躍進し、

地域格差みたいなものもほとんど感じなくなりました。

準優勝した三重も三重県勢としては久しぶりの決勝進出を果たしましたし、

高校野球の歴史や勢力図が変わる予感を感じさせる大会でした。

 

夏の甲子園プレイバック 2013年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 前橋育英

準優勝校 延岡学園

注目選手 森友哉大阪桐蔭

 

優勝候補

浦和学院 センバツ優勝校。エース小島の投球がカギ。

大阪桐蔭 主将の森が精神的支柱。強力打線。

明徳義塾 エース岸が安定感抜群。大阪桐蔭に借りを返せるか。

その他有力校

仙台育英作新学院済美常総学院

 

前橋育英が初出場初優勝

2013大会は抜きん出たチームがなく混戦模様でした。

それでも常連校は数多く出場したので、

それらのチームが中心となるという見方が強かったです。

ところが今大会から組み合わせ抽選の形式が変更になり、(後述します。)

その対策に苦戦するチームが見受けられました。

強豪校ほどその傾向は見られ大会ベスト4はすべて初のチームに。

おそらく誰も予想できなかったと思います。

 

そんな中で見事頂点に立ったのは前橋育英

エース高橋光成(現西武)中心にディフェンス力で勝利を重ねました。

「攻撃的守備」と言われ大胆な守備戦術が功を奏し、

ピンチの局面を度々乗り切りました。

守備で相手に重圧をかけるというのが正しいでしょうか。

見事に相手が術中にハマりアウトを重ねていきます。

特にバントシフトを敷き積極的に封殺を狙ったシーンが象徴的です。

数字上のエラー自体は少なくなかったですが、

そこが問題ではありませんでした。

エラーを恐れずに自分たちの練習してきた守備を実践したということです。

球際に強かったですし間違いなく守備は鍛えられていました。

 

前橋育英の勝ち上がりは、

岩国 1-0

樟南 1-0

横浜 7-1

常総学院 3-2

日大山形 4-1

延岡学園 3-2

とほとんど接戦ばかり。

接戦で勝ち上がるというのはやはり守備が良いから。

「ミスした方の負け」という場面でミスがありませんでした。

高橋光成の力投も見事でした。

球威のある速球に変化球の使い方が上手く

投球術でスタミナを温存していたと思います。

大会をほとんど一人で投げ抜きましたが、

制球が乱れることがあまりなく安定していました。

 

こうして当時を振り返ると

失礼ながら初出場の前橋育英の快挙を予想はしていませんでしたが、

戦いぶりを見てみると納得です。

 

組み合わせ方式の変更

2013年大会から組み合わせの決定の仕方が変更。

  • 大会前の抽選は初戦の相手のみ決定
  • 勝利チームはその都度抽選し次の相手を決定

従来までは三回戦までの組み合わせが決定していたのに対し、

二回戦以降は全て対戦相手が抽選で決定。

抽選条件は連戦にならないように考慮くらいであとはランダム。

 

ただし懸念が

夏の大会は49代表のトーナメント方式のため

一回戦から登場するチームと

二回戦から登場するチームとがある。

一回戦から登場したチームは三回戦まで勝ち抜くには3勝

二回戦から登場したチームは三回戦まで勝ち抜くには2勝が必要。

 

この方式だとここでイレギュラーが起こる。

二回戦以降の対戦が

一回戦から戦っているチームと二回戦から登場するチームとの組み合わせになる可能性がある。

つまり甲子園で二勝したチームがまだ一勝のみのチームと対戦するということが起こる。

 

この大会を例に出してみると

三回戦のカード 前橋育英ー横浜

前橋育英は一回戦、横浜は二回戦から登場。

日程的な話を掘り下げると

前橋育英は7日間で3試合、横浜は6日間で2試合である。

強行日程なチームとゆとりがある日程なチーム同士が対戦しているになる。

結果は前橋育英の勝利で終わっているが

明らかにコンディション面で差があった。(特に投手)

野手は連戦の方が勢いで戦いやすいなど聞いたことはあるので

一概にこれが悪いことだとは言えないが、

不公平感は否めない。

 

このことがあってか、

直接的な要因では無いにしろ幾分波乱が多い大会だった印象がある。

この方式は2016年まで採用されている。

 

強豪同士の激戦カードも

明徳義塾大阪桐蔭

昨年に引き続き対戦。三回戦。

前年は準決勝で藤浪(現阪神)を擁し全国制覇を果たした大阪桐蔭に敗れた明徳義塾

雪辱を晴らすための機会がきました。

試合は明徳義塾が二年生エース岸の快投で大阪桐蔭の強力打線を封じ5-1と勝利。

大阪桐蔭相手に終始ペースを握った見事な勝利でした。

前年のリベンジを即翌年に果たしたのはカッコいいですね。

 

仙台育英浦和学院

一回戦で強豪同士の激突。

とんでもない乱打戦だったのがこの試合。

センバツ優勝の浦和学院に前年明治神宮大会優勝の仙台育英

屈指の好カードとして注目されますが戦前の予想が全く異なる展開に。

浦和学院エースの小島が大乱調で初回から6点を失う波乱の幕開け。

しかし浦和学院打線も3回に8点を取るという離れ業。

この時点で10-6と浦和学院リード。

初回以降立ち直ったかと思われた小島が6回に捕まり4失点で10-10同点に。

このまま9回まで進み最後は仙台育英のサヨナラ勝ち。

両軍とも最後まであきらめい意地のぶつかり合いだった試合は壮絶な戦いになりました。

 

まとめ

強豪校が準々決勝までに相次いで敗退したためベスト4は新顔ばかり。

前橋育英延岡学園日大山形花巻東の4校。

 

一方の敗退した主な強豪校は

大阪桐蔭明徳義塾浦和学院仙台育英、横浜、日大三など。

 

抽選方式が変更になり常連校は調整法に戸惑った印象。

直接的な要因ではなかったにせよ疑問も残った大会でもあった。

夏の甲子園プレイバック 2012年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 大阪桐蔭

準優勝校 光星学院

注目選手 藤浪晋太郎大阪桐蔭

     松井裕樹桐光学園

 

優勝候補

大阪桐蔭 藤浪の存在感突出。打線は切れ目がなく層も厚い。

光星学院 北条&田村中心の強力打線。二季連続決勝進出中と経験豊富。

その他有力校

愛工大名電浦和学院作新学院桐光学園

 

大阪桐蔭春夏連覇達成

2012年の主役だった大阪桐蔭

センバツは前評判で光星学院に押され気味でしたが、

決勝での直接対決で勝利し実力を証明。

そこから全国でも注目の存在に。

夏は優勝候補筆頭で登場し一回戦から強さを見せつけ優勝。

夏の大会の対戦相手をスコアは以下の通り

 

木更津総合 8-2

濟々黌   6-2

天理    8-1

明徳義塾  4-0

光星学院  3-0

 

特筆すべきは失点の少なさ。

藤浪晋太郎(現阪神)は長身から剛速球を繰り出し力で抑えるスタイル。

濟々黌戦を除きすべての試合で完投勝利と安定していました。

また二回戦から登場と日程にも恵まれたのも幸いします。

大阪桐蔭は2008年優勝を転機にチームカラーがガラっと変わります。

 それは先日書いたブログ内でも紹介しています。

 

famicondol1983.hatenablog.jp

 

2012年もタレント豊富なチームでしたが、

ここでも個性に頼る戦い方ではなくチーム戦術を基礎とした戦い方をします。

走攻守で隙が無く完成度が高いチームでした。

得点に関して物足りない感じはありますが、

大阪桐蔭は別に打ち勝とうとしなくても勝てるチームなのです。

ちなみにこのときは藤浪というスーパーエースがいたので、

彼を中心にディフェンスを固めるのが定石でした。

その土台に能力の高い選手を当てはめていきます。

どうりで強い訳です。

 

史上初めて決勝が同じカード

2012年はなんといってもこのこと。

大阪桐蔭光星学院が二季連続決勝で顔を合わせます。

それだけ両校の力が突出した年であったということ。

両校とも決勝まで勝ち上がる実力があったのが大前提ですが、

抽選の過程でもうまい具合に対戦がなくここまできました。

これは今後の高校野球でもほぼ起こりえないことだと思います。

 

両方の決勝とも大阪桐蔭が勝利し春夏連覇達成になるのですが、

試合内容を少し紹介します。

 

光星学院は前の年夏の大会準優勝。

北条(現阪神)、田村(現ロッテ)の主力が残り打線の軸に。

春のセンバツでは優勝候補光星学院大阪桐蔭が挑む構図でした。

勝ち上がり方も光星学院は圧勝続きで大会前の評判どおりの活躍。

大阪桐蔭は比較的接戦が多く苦戦もしました。

決勝では光星学院は比較的余力もあったのに対し大阪桐蔭は藤浪の出来次第。

そんな試合前の予想でしたが、

試合が始まってみると大阪桐蔭が序盤から長打攻勢で主導権を取ります。

ここで光星学院は大会はじめての劣勢を強いられます。

しかも勝つには藤浪を打ち崩さなければなりません。

一時は同点に追いつくもののまた引き離されます。

結局藤浪は尻上がりに調子を上げ要所を締めます。

そして試合もそのまま終了。

大阪桐蔭が7-3で勝利、優勝します。

光星学院は前年夏から二季連続準優勝。

 

夏は上記の通り大阪桐蔭が盤石の強さ。

光星学院も地力は他校を圧倒していて決勝進出は必然でした。

そして決勝戦ですが光星学院にとっては春のリベンジ舞台。

しかし結果はご存知3-0。大阪桐蔭勝利。

大阪桐蔭は藤浪の連投が気がかりでしたが全く心配いりませんでした。

光星学院はまたもや準優勝。

これで三季連続となります。

 

松井裕樹の衝撃的な奪三振

2012年大会はもう一人主役が誕生しました。

桐光学園の二年生エース松井裕樹(現楽天)です。

彼は一回戦の今治西戦で大会記録の一試合22奪三振を達成します。

9回で27個のアウトですからそのほとんどが三振で奪ったアウトになります。

このときの投球は本当にすごかった。

彼の武器であるスライダーが面白いように決まります。

変化が大きくカーブのようである軌道は相手に的を絞らせません。

ただバットが空を切るのみです。

こうして強烈なインパクトを残した松井は一躍有名に。

神奈川大会では早くから名の知れた投手でしたが、

以降全国の舞台でも注目を集めます。

大会期間中は大阪桐蔭よりも話題になっていた気がします。

結局松井は大会通じて4試合で68個という奪三振を記録します。

準々決勝で光星学院に敗れそれ以上の上積みは出来ませんでしたが、

まだ二年生だったので来年以降に期待がかかりました。

 

もう一人の主役候補・大谷翔平が予選敗退

大谷翔平花巻東岩手県大会で敗退してしまいました。

予選時大谷は160キロを記録するなど

最後の夏に向け上々の仕上がりをみせていました。

ここまでくるとあとは勝つだけ。

誰もが彼の甲子園出場を期待しました。

しかし不運な判定もあり予選で敗退。

大谷にとっても高校野球ファンにとっても残念な結果となりました。

大会関係者も彼の敗退を嘆くほど。

それほど注目されていた選手でした。

もしですが、彼が甲子園出場をしていたらどのようになっていたでしょうか。

想像もつきません。

 

最後に 

大阪桐蔭光星学院の二強時代だった2012年。

連覇した大阪桐蔭も素晴らしいですが、

準優勝の光星学院も賞賛されるべきでしょう。

しかも前年からの三季連続です。

普通に考えたらまず達成困難なことです。

優勝は達成できませんでしたが決して敗者ではないと思います。

 

またこれほど注目選手の多い大会は久しぶりでした。

藤浪・大谷世代で現在の野球界でもひときわ大物選手が多い世代です。