Mr.申告敬遠

野球中心ですが時々他の事も語ります。

夏の甲子園プレイバック 2017年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 花咲徳栄

準優勝校 広陵

注目選手 中村奨成(広陵 

 

優勝候補

大阪桐蔭 同年センバツ優勝も果たしここ数年の主役。

秀岳館 二枚看板が安定し三季連続ベスト4入り最中と隙が無い。

 

その他候補

横浜、仙台育英花咲徳栄

 

花咲徳栄は県勢悲願の初優勝

花咲徳栄が埼玉県勢として初めての夏制覇を果たします。

レベルの高い埼玉ですから意外ですね。

花咲徳栄は網脇→清水(現中日)の継投で全試合戦い抜くスタイルで、

打線は好打者西川(現西武)を中心に高い得点力を誇りました。

 

勝ち上がり方は

一回戦 9-0 開星

二回戦 9-3 日本航空石川

三回戦 10-4 前橋育英

準々決勝 10-1 盛岡大付

準決勝 9-6 東海大菅生

決勝 14-4 広陵

 

と圧勝スコアが目立ちます。

唯一準決勝の東海大菅生戦がもつれて延長戦に突入しましたが、

それ以外がとにかく大量得点で主導権を取り続けています。

 

花咲徳栄の優勝は投打が非常によく噛み合ったからこそ達成されました。

打線が強力に援護したことで投手陣も楽に投げられる環境になりましたし、

二人の力がある投手が継投する形を貫いたことで連戦による疲労の軽減もあり、

より万全なコンディションで試合をむかえられたのが大きかったです。

 

大阪桐蔭秀岳館の強さが前評判で目立っていましたが、

その二校と比較しても申し分ない強さでした。

 

主役は中村奨成

一方で準優勝した広陵には一大会での個人本塁打記録を打ち立てた男

中村奨成(現広島)がいました。

大会前までは清原氏の5本が大会記録。

その記録を中村は6本で上回りました。

一回戦で2本、二回戦で1本、三回戦で1本。

準々決勝では不発でしたが、

準決勝で何と2本。

こうして積み重ねていった結果が大会記録となりました。

 

中村は大会前から注目選手でしたが

打撃というよりは身体能力の高さが評価されていました。

ですので本塁打記録とかの話題はありません。

大会中に彼自身が切り開いていったのです。

 

エピソードとして、

中村以前の記録保持者の清原氏は自身の記録が破られたことに関して

中村を祝福するコメントを残しました。

むしろ嬉しそうな言葉でしたから非常に印象的でした。

 

ちなみに、

中村擁する広陵は接戦続きで勝ち上がったのですが、

新記録の一部となる本塁打が実に効果的に出ました。

均衡を破る、窮地を救う、中押し、ダメ押しなど、

それぞれの一発に意味がありました。

本塁打以外の打撃でも中村は非常に勝負強く打点を量産。

打点でも個人の一大会記録で並びました。

 

 

夢の4カード実現

2017年大会は大会第4日目に好カード&注目校が集中しました。

 

その4カードが

 

中京大中京広陵

秀岳館ー横浜

智弁和歌山興南

大阪桐蔭米子松蔭

 

と豪華な顔ぶれ。

当然のように甲子園球場は「満員御礼」。

しかも第一試合開始前に発表。

甲子園球場は中央特別自由席でも大人一枚1600円でチケット買えますから、

この日に観戦できた方々はチケット代の何倍もの価値があったことでしょう。

 

組み合わせ抽選の方式が変更

2017年からまた

以前の三回戦までのトーナメントを抽選で決定する方式に変わりました。

ですから前年までの完全抽選方式は変更になります。

まあ高校野球ファンからすればこのやり方が一番しっくりくるでしょう。

コンディションがまるで異なるチーム同士の対戦が組まれなくなったのは良いことかと。

 

そして準々決勝以降も前年まで良い取り組みを残しています。

中一日と連戦になるチーム同士も準々決勝では当たらない仕組みに。

私はここを最大限に評価したいです。

なるべく近いコンディション同士のチームが対戦することが望ましいですから。

 

イメージしてみてください。

二回戦から登場で一試合少ないチームが中一日で準々決勝を迎えるのと、

一回戦から登場で一試合多いチームが連戦で準々決勝を迎えるのとで

どちらがコンディションが上でしょうか?(特に投手

言うまでもありません。

以前までは抽選の結果そういった対戦が普通に組まれてました。

違和感を持たれた方も大勢いたと思います。

 

この方式変更は素晴らしいです。

組み合わせのいたずらだから仕方ないでは、

スポーツマンシップに反します。

また選手のコンディションを重視する現代の流れから確実に逸脱したとみなされていたことでしょう。

 

最後に

話題では中村奨成の本塁打記録が一番でした。

本塁打を放った場面も試合の重要ポイントが多かったことから、

さらに印象を強くしました。

あとは甲子園優勝だったのですが、

これは花咲徳栄が上手でした。

 

大会序盤に強豪同士が対戦し有力校が早期敗退するシーンが

やはりこの大会でもありました。

大阪桐蔭秀岳館、横浜、智辯和歌山中京大中京らがそれに当たります。

しかし勝ち上がったチーム同士の戦いぶりを見ても

大会そのもののレベルが落ちている感じはありませんでした。

やはり地域のレベル格差がなくなり出場校同士の差も縮まってきているのだと思います。

 

また2017年大会は継投がより確立していきました。

ベスト8の各チームは三本松を除き複数投手が登板し勝ち上がっています。

今後も一人の投手で勝ち上がることは

戦略的にもますます難しくなってくるでしょう。