Mr.申告敬遠

野球中心ですが時々他の事も語ります。

夏の甲子園プレイバック 2016年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 作新学院

準優勝校 北海

注目選手 藤平尚真(横浜)、寺島成輝(履正社

 

優勝候補

履正社 注目左腕エース寺島に強力打線と攻守にレベル高い。

横浜 注目右腕藤平が牽引。打線が援護できるか。

秀岳館 主将九鬼中心に強力打線。攻走守に隙が無い。

 

その他候補

木更津総合作新学院常総学院花咲徳栄

 

強豪校の競り合い

ひとまず上記に挙げた優勝候補&注目校を見てください。

やばいですね。

関東勢の強豪に履正社秀岳館が絡み混戦模様です。

さらには明徳義塾センバツ優勝の智辯学園、東邦、八戸学院光星と実力校揃い。

こんなにわくわくする大会は久しぶりだった記憶があります。

トーナメントなのでいずれ必ずこれらのチーム同士が激突します。

予想もかなり難しかったですね。

 

主な強豪同士の対戦&結果

一回戦

横浜7-1東北

常総学院11-0近江

 

二回戦

秀岳館6-1常葉菊川

東邦10-9八戸学院光星 ※9回裏に4点差を逆転サヨナラ

履正社5-1横浜 ※二回戦屈指の注目カード

 

三回戦

常総学院7-4履正社

聖光学院5-2東邦

作新学院6-2花咲徳栄

木更津総合2-0広島新庄

 

準々決勝

秀岳館4-1常総学院

北海7-3聖光学院

作新学院3-1木更津総合

 

準決勝

作新学院10-2明徳義塾

北海4-3秀岳館

 

決勝

作新学院7-1北海

 

二回戦、三回戦に多くの潰し合いがありました。

その中で作新学院、北海の躍進がひときわ目を引きます。

最後に笑ったのは作新学院

強豪校が多く出場した大会を制したのは作新学院

エース今井(現西武)の好投が大きな要因で、

打線も効果的に得点し援護しました。

 

最大の難関は準々決勝の木更津総合戦。

相手エース左腕早川は安定感なら大会屈指で今井との投手戦が予想されました。

経験を考えれば木更津総合が優位に試合を進めていくものだと思われました。

しかし初回から作新学院本塁打で試合を動かしペースを握ります。

これが大きく試合の主導権を握ります。

その後も本塁打が出るなど着実に加点し完全に優位に。

エース今井も終わってみれば1失点のみの完投勝利。

難敵を下し一気に優勝への視界が開けます。

 

北海の躍進

北海の躍進も見事でした。

大会序盤で強豪校同士が潰し合う展開だったとはいえ、

エース大西の力投で決勝までしっかり勝ち上がりました。

組み合わせには比較的恵まれていましたが、

それでも決して簡単な相手ではありません。

特に準決勝の秀岳館戦は死闘でした。

むしろ秀岳館が総合力では上回っていただけにそれを覆したのは見事。

打線がチャンスを確実に得点に結びつけ、

その点差を大西が守り抜くというプラン通りの展開。

 

決勝では疲労で万全ではない大西が序盤から捕まり一方的な展開でしたが、

それでも北海の躍進は記憶に残りました。

 

 

エース温存が裏目に・・・

強豪同士の対戦で敗れたチームは

共通して「エースの温存」が裏目に出た結果となりました。

もちろん強豪校が故に控え投手の層も充実していたからこそ起こったことなのですが。

 

履正社ー横浜では横浜が藤平を先発させず控え投手が先発します。

ただこれは作戦上の狙いがあったと思われ裏をかいたと思われる起用でした。

 

履正社常総学院では履正社が寺島の先発を回避。

控えには実力投手山口がおり大会の先を見据えた起用でした。

しかしこれが裏目に出てしましました。

 

作新学院花咲徳栄では花咲徳栄が注目左腕高橋昂が先発ではありませんでした。

高橋昂は一、二回戦を連続完投と疲労も懸念されていました。

それに二年生に力のある投手がいた花咲徳栄が大会の先を見据えて起用したものです。

しかしこれも裏目に出てしまします。

ちなみに翌年の2017年大会の花咲徳栄

この試合で投げた網脇、清水の継投がそのまま新チームの軸となり、

全国制覇を達成します。

エースに頼るか、投手複数性か

強豪校のほとんどが継投策を採用していた印象の大会。

投手の酷使を問題視する声が相次ぐ中、

故障防止を観点に複数投手制を採用していくこととなりました。

 

結果的には決勝を戦った作新学院と北海はほぼ一人の投手で勝ち上がり、

やはりエースに頼る戦い方が優勢なのか?

と戦略的には複数投手制はまだまだ難しいと思われ、

これからまた各校の試行錯誤により改善、確立されていくものだと思われます。

 

勝利を目指す以上一番確率が高い方法を採用するのは間違っていません。

ほんの数年前まではエースが投げ続けるのが当たり前でしたし。

しかし故障というリスクも最大限にケアしていかなくてはならず、

その対策の内の一つとして複数投手制の採用というわけです。

もしくはプロ野球みたいに”分業制”ですね

まあこれ以上の方法はないでしょう。

異論は全くありません。

間違いなく複数投手制が当たり前のチーム多数になります。

 

この先、

試合の中で継投のタイミングとか、

今日の先発は誰だ?

などと議論される高校野球も面白そうですね。

 

最後に

本当に強豪校が多く出場し毎日注目校の試合がある大会でした。

やはりレベルの高い試合が見られるというのは

高校野球ファン冥利に尽きます。

これまでの大会と各チームの戦術の変化などで

必ずしも順当な結果にはならないこともありましたが、

それは時代が良い意味で変化していっているのだと感じます。

2010年代の中でも印象が強い大会でした。