Mr.申告敬遠

野球中心ですが時々他の事も語ります。

夏の甲子園プレイバック 2014年

このシリーズは過去の夏の甲子園大会を

私の記憶を頼りに振り替えるシリーズです

何年かはランダムで選びます。

期間は1996年から2019年。

(この範囲なら記憶がしっかりしてます!!)

なるべく全部お届けできるように頑張ります。

→ここまできたら最後までいきます!!!!

 

優勝校 大阪桐蔭

準優勝校 三重 

注目選手 岸潤一郎(明徳義塾

 

優勝候補

龍谷大平安 センバツ優勝校。高橋圭を筆頭に投手の層が厚い。

大阪桐蔭 左右二枚看板に切れ目のない強力打線。

明徳義塾 4番エースの岸が大黒柱。試合巧者ぶりは健在。

 

大阪桐蔭二年ぶりの優勝

大阪桐蔭が二年ぶりに頂点に立ちました。

厳しい接戦や乱打戦を制し勝ち上がり、

改めてこれまで築き上げてきた強さを証明します。

二年前の絶対的エース藤浪のような存在はいなくても、

もともと基本レベルの高い選手たちが

個々の役割を果たしながらチームプレイに徹し総合力で相手を上回りました。

投手陣はエース福島に左腕の田中の二枚看板は

連戦を勝ち抜くために必須でした。

打線も自前の強打に加え相手のミスに付け込むしたたかさもあり、

接戦を勝ち抜くことができました。

決して相手を圧倒した優勝ではありませんが、

走攻守にレベルが高く隙がない印象のチームでした。

もはや大阪桐蔭の黄金時代。

少し前だと智辯和歌山のような高校野球の中心的存在です。

 

夏の大阪桐蔭に三年間で唯一勝った男

明徳義塾は三年連続で夏大阪桐蔭と対戦しました。

組み合わせの確率から考えても偶然とは思えません。

この対戦の中でも全ての対戦を経験した選手が、

明徳義塾・岸(現西武)

一年生からチームの主軸でした。

大阪桐蔭は夏の大会三年間で二度優勝していますから、

この期間の夏は一度しか負けていないことになります。

その一度の敗戦を喫した相手が明徳義塾

岸が二年生だった時。

しかも彼が先発完投で大阪桐蔭を下してますから、

彼の活躍抜きではこの勝利は語れません。

三年時にも同じ相手の大阪桐蔭に惜しくも敗れ彼の高校野球は終わりました。

しかし岸の甲子園に残したものはファンの記憶に刻まれました。

 

北信越勢の躍進

2014年大会は北信越勢が強かった。

甲子園初戦は5校全てが初戦を突破し、

最終的にベスト4には敦賀気比日本文理が入りました。

 

敦賀気比は打線が活発で三回戦まで毎試合二桁得点の猛打で圧勝。

準々決勝の八戸学院光星戦も打ち勝ち、

準決勝の大阪桐蔭戦は壮絶な乱打戦の末に敗れるなど

力強い印象を残したまま甲子園を去ります。

そして翌年の春のセンバツ

このときの勢いそのままで北信越勢初の優勝を成し遂げます。

 

日本文理はエースの飯塚(現横浜)の力投で勝ち進みます。

その力投に応えるかのように、

三回戦では逆転サヨナラホームランが飛び出すなど劇的な試合もありました。

最後は準優勝した三重戦で力尽きますが、

こちらも印象は十分な戦いぶりでした。

 

北信越勢はなかなか甲子園で苦戦が続いていた地区ですが、

その見方を大きく変えた2014年の大会でした。

 

機動破壊

群馬の健大高崎の走塁は圧巻でした。

「機動破壊」と呼ばれ走塁で相手をかく乱しまくります。

特筆すべきは盗塁数。

一回戦から4、11、7、4と異常な数字が。

準々決勝の大阪桐蔭戦で敗れたためこれ以上の上積みはありませんでしたが、

最後まで試合をしていれば大会記録も余裕で更新していたでしょう。

 

健大高崎は一日の練習時間の半分以上を走塁練習に費やしており、

大舞台でもその成果をいかんなく発揮していました。

走塁を鍛えれば得点力も向上しますが、

相手に与える重圧が相当なものになり

自分たちのペースで試合を進めることも可能です。

 

この走塁改革は全国のチームも参考にしてはいかがだろうか。

と思わずにはいられませんでした。

 

最後に

開幕戦でセンバツ優勝の龍谷大平安がいきなり破れるなどの波乱があった大会。

前年から全試合抽選方式で組み合わせが決まっていく形式の大会であったため、

今大会もどこかその影響で強豪が敗退していく兆候かと思われました。

しかしはそれ以外は比較的順当で、

大会終盤でも強豪校同士がレベルの高い戦いを見せてくれた大会になりました。

また先述ましたが、

これまで苦戦していた地区のチームが躍進し、

地域格差みたいなものもほとんど感じなくなりました。

準優勝した三重も三重県勢としては久しぶりの決勝進出を果たしましたし、

高校野球の歴史や勢力図が変わる予感を感じさせる大会でした。